DPI・印刷サイズ計算
画像のピクセル数とDPIから印刷サイズ(cm/inch)を換算します。A4 300DPIなどの定番プリセットも一覧で確認できます。入力はブラウザ内だけで完結します。
| 用紙 | サイズ(mm) | 300DPI(px) | 150DPI(px) |
|---|---|---|---|
| A4 | 210 × 297 | 2480 × 3508 | 1240 × 1754 |
| A5 | 148 × 210 | 1748 × 2480 | 874 × 1240 |
| A6(ハガキ大) | 105 × 148 | 1240 × 1748 | 620 × 874 |
| L判(写真) | 89 × 127 | 1051 × 1500 | 526 × 750 |
| 名刺 | 91 × 55 | 1075 × 650 | 537 × 325 |
ピクセル数とDPIから印刷サイズを求める手順
画像のピクセル数と出力DPIを入力するか、例チップを選びます。inch・cmが同時に表示され、下の表で代表的な用紙が各DPIで何px必要かを確認できます。計算するのは1辺ずつなので、幅と高さの両方を確かめたいときは値を入れ替えて2回計算してください。ピクセル数かDPIが空欄・0のときは計算しないため、表示は直前の値が残ります。
具体例
- 3000px @300DPI → 10.00 inch(25.40 cm)まで印刷可能
- 2480px @300DPI → 8.27 inch(21.00 cm)= A4の幅ちょうど
- 1024px @72DPI → 14.22 inch(36.12 cm)= Web表示の物理サイズ目安
- 1500px @150DPI → 10.00 inch(25.40 cm)= 同じ10inchでも300DPIなら3000px必要
mm・cm から必要なピクセル数を逆算する
入稿指定はmmで来ることが多いので、逆向きの式も覚えておくと早いです。1インチは正確に25.4mmなので、必要px = 仕上がりmm ÷ 25.4 × DPIです。A4の幅210mmを300DPIで刷るなら 210÷25.4×300 ≒ 2480px になります。
| 長さ | 150DPI | 300DPI | 350DPI |
|---|---|---|---|
| 1mm | 約5.9px | 約11.8px | 約13.8px |
| 1cm | 約59px | 約118px | 約138px |
| 3mm(塗り足しの定番) | 約18px | 約35px | 約41px |
| 5mm | 約30px | 約59px | 約69px |
塗り足し(裁ち落とし)が必要な印刷物では、仕上がりサイズの四辺すべてにこの分を足したデータを作ります。3mmの塗り足しなら、300DPIのA4は幅2480+35×2=約2550px、高さ3508+35×2=約3578pxが目安です。実際の必要量は入稿先のテンプレートが正本なので、必ずそちらを確認してください。
出力物ごとのDPIの目安
「300DPIが正解」と一律には決まりません。見る距離が遠いものほど低いDPIで足りますし、印刷方式によっても違います。以下は見積もりの出発点として使う目安です。
| 用途 | DPIの目安 | 考え方 |
|---|---|---|
| 商業印刷(写真を含む冊子・チラシ) | 300〜350 | 手に持って近くで見るため最も高い解像度が要る |
| 家庭用プリンタでの書類・写真 | 200〜300 | 300あれば十分なことが多い |
| 大判ポスター(1m以上離れて見る) | 150前後 | 視距離が伸びるほど粗さが目立たなくなる |
| 屋外の看板・懸垂幕 | 72〜100 | 数m以上離れて見る前提。データ容量の制約も大きい |
| 画面表示のみ | 72〜96 | 実際の見え方は端末の画素密度と表示倍率で決まる |
DPI・PPI・lpi の違い
日常的には全部まとめて「DPI」と呼ばれますが、厳密には別物です。PPI(pixels per inch)は画像データの画素密度、DPI(dots per inch)はプリンタが打つインクの点の密度、lpi(lines per inch)はオフセット印刷の網点の細かさ(線数)を指します。このツールが扱うのは実質的にPPI、つまり「手元のピクセルを1インチに何個並べるか」です。
印刷現場では、網点線数の約2倍の画素密度を用意するという慣例が広く使われています。175lpiで刷るなら350ppi、150lpiなら300ppiという対応です。「なぜ300や350なのか」の根拠はここにあります。ただし線数も方式ごとに違うため、最終的には入稿先の指定に従ってください。
DPIと画像データの関係
この計算で使うDPIは、ピクセル数を何インチに割り当てるかという出力密度です。画像ファイルのDPIメタデータを書き換えるだけではピクセル数や細部は増えません。同じ画像を大きく印刷すると、1インチ当たりの画素が減って粗く見えやすくなります。
必要解像度は印刷方式、紙、閲覧距離、入稿先で変わるため、300DPIを絶対条件にせず印刷会社の仕様を優先してください。画像の幅・高さ比はアスペクト比計算で確認できます。
縦横を別々に確認する
実際の印刷物には幅と高さの両方が必要です。A4を300DPIで作る目安は約2480×3508pxで、片方だけ満たしても全体をA4へ配置できるとは限りません。トリミング余白や塗り足しが指定される場合は、その分のピクセルも加えます。たとえば3mmの塗り足しは300DPIで片側約35pxですが、入稿先が示すテンプレートを優先してください。