ランニングペース計算
距離と時間からペース(分/km)と速度を計算し、同じペースでの 5K・10K・ハーフ・フルの予測タイムも表示します。入力はブラウザ内だけで完結します。
| 主要距離(同ペース) | 予測タイム |
|---|
距離と時間からペースを出す手順
距離(km)と時間(分)を入力するか、例チップを選びます。ペース(分/km)と速度(km/h)が即時に出て、その下に同じペースで走った場合の 5K・10K・ハーフ・フルの予測タイムが並びます。長い時間は「分」で入力します(例:1時間50分 = 110)。ペースは秒単位に四捨五入して 5:00 の形で、予測タイムは1時間を超えると 3:30:59 の形で表示します。
時間欄は分の小数で受け取るため、秒があるときは60で割って足してください。よく使う端数は次のとおりです。
| 秒 | 10秒 | 15秒 | 20秒 | 30秒 | 40秒 | 45秒 | 50秒 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 分の小数 | 0.167 | 0.25 | 0.333 | 0.5 | 0.667 | 0.75 | 0.833 |
52分30秒なら 52.5、1時間5分20秒なら 65.333 です。なお距離か時間が空欄・0のときは計算をやり直さないので、表示は直前の結果が残ります。
具体例
- 10km 50分 → 5:00/km・12.00 km/h
- 5km 25分 → 5:00/km・12.00 km/h
- ハーフ 1時間50分(110分) → 約5:13/km
- フル 4時間(240分) → 約5:41/km(サブ4の目安ペース)
- 同じ 5:00/km でも、予測タイム表で 5K=25:00・10K=50:00・ハーフ=1:45:29・フル=3:30:59 を一度に確認
ペースと到達タイムの対照表
ペースを30秒刻みで並べると、狙う距離とタイムの関係が一目で掴めます。ハーフは21.0975km、フルは42.195kmの公式距離で計算した値です。
| ペース | 速度 | 5K | 10K | ハーフ | フル |
|---|---|---|---|---|---|
| 4:00/km | 15.00 km/h | 20:00 | 40:00 | 1:24:23 | 2:48:47 |
| 4:30/km | 13.33 km/h | 22:30 | 45:00 | 1:34:56 | 3:09:53 |
| 5:00/km | 12.00 km/h | 25:00 | 50:00 | 1:45:29 | 3:30:59 |
| 5:30/km | 10.91 km/h | 27:30 | 55:00 | 1:56:02 | 3:52:04 |
| 6:00/km | 10.00 km/h | 30:00 | 1:00:00 | 2:06:35 | 4:13:10 |
| 6:30/km | 9.23 km/h | 32:30 | 1:05:00 | 2:17:08 | 4:34:16 |
| 7:00/km | 8.57 km/h | 35:00 | 1:10:00 | 2:27:41 | 4:55:22 |
目標タイムから逆算した必要ペース
「フルを◯時間で」という目標が先にある場合は、目標タイム(分)÷42.195で必要ペースが出ます。日本でよく使われる目標の目安は次のとおりです。
| 目標 | 必要な平均ペース | 同じペースでの他距離 |
|---|---|---|
| フル 3時間切り(サブ3) | 4:16/km | 10Kは約42:40、ハーフは約1:30 |
| フル 3時間30分切り | 4:59/km | 10Kは約49:50、ハーフは約1:45 |
| フル 4時間切り(サブ4) | 5:41/km | ハーフ2時間切りと同じペース |
| フル 4時間30分切り | 6:24/km | 10Kは約1:04 |
| フル 5時間切り | 7:07/km | 歩きを挟まず走り切る目安 |
ハーフの2時間切りとフルのサブ4が同じ5:41/kmになるのは、単純換算では距離が2倍でもペースが同じなら時間も2倍になるからです。実際にはここが落とし穴で、同じペースを2倍の距離で維持するのは別の難しさがあります。
予測タイムの前提
予測表は入力した平均ペースを別の距離にもそのまま掛けた値です。疲労、標高差、路面、気温、給水、混雑、信号、GPS誤差は考慮しないため、レース結果を予測する生理学モデルではありません。短い距離のペースをフルマラソンまで維持できる保証もありません。
練習では移動時間と停止時間のどちらを入力したかを揃え、複数回の実績と体調から目標を調整してください。距離・速度・時間の一般計算には速さ・距離・時間計算が使えます。
計算式
ペースは所要時間(分)÷距離(km)、速度は距離÷所要時間(時間)です。たとえば10kmを52分30秒で走った場合、入力は52.5分、ペースは5.25分/km=5分15秒/kmになります。本ツールの時間欄は分単位なので、秒は60で割って小数へ直します。大会の公式距離とGPS記録に差がある場合は、目的に合う方へ統一してください。
距離が伸びたときの現実的な補正
この表は単純換算なので、長い距離では楽観的に出ます。距離とタイムの関係を経験的に表す式としてよく引かれるのが、Peter Riegel が1977年に示した 目標タイム = 実績タイム ×(目標距離÷実績距離)の1.06乗 です。10kmを50分(5:00/km)で走れる場合、単純換算のフルは3:30:59ですが、この式では約3:50になります。5kmを25分で走れる人のハーフは、単純換算の1:45:29に対して約1:55です。
つまり「今のペース×距離」は下限に近い理想値と考え、初めて挑む距離では1.06乗の補正を目安に、さらに気温・起伏・給水の分を上乗せして計画するのが安全です。逆に、レースで使う目標ペースが決まっているなら、この表のペースを練習で刻めるかを確かめる使い方が向いています。