俳句・短歌の音数カウント
ひらがな・カタカナの音数(モーラ数)をカウントします。改行で区切れば各行の音数を表示し、俳句5-7-5・短歌5-7-5-7-7の型判定もできます。入力はブラウザ内だけで完結します。
音数を数える手順と行ごとの判定
テキストを入力すると音数(モーラ)が更新されます。2行以上を入れると行ごとの音数が並び、5-7-5(俳句)や5-7-5-7-7(短歌)の型に合うかを判定します。空行は無視されるので、行間を空けて書いても判定は変わりません。漢字は数えないため、字数を正確に見たいときはよみがなで入力してください。
具体例
- ありがとう → 5モーラ
- きゃ → 1モーラ(拗音は直前の仮名と合わせて1つ)
- がっこう → 4モーラ(促音「っ」も長音「う」も各1)
- ふるいけや / かわずとびこむ / みずのおと → 5 / 7 / 5 → 俳句(5-7-5)に一致 ✓
- 各行 5・7・6 → 5-7-5 と1モーラずれ → 不一致(どこを直すか分かる)
何を1モーラとして数えるか
| 文字の種類 | 数え方 | 例(実際の結果) |
|---|---|---|
| 清音・濁音・半濁音のかな | 1文字=1モーラ | ありがとう → 5 |
| 拗音(ゃ・ゅ・ょ) | 直前の仮名と合わせて1モーラ | きゃ → 1、ちょっと → 3 |
| 外来語の小書き(ァ・ィ・ゥ・ェ・ォ) | 直前の仮名と合わせて1モーラ | ファイル → 3、ティー → 2 |
| 長音符(ー) | 1モーラ | ラーメン → 4、シャッター → 4 |
| 促音(っ・ッ) | 1モーラ | きって → 3、さっぽろ → 4 |
| 撥音(ん・ン) | 1モーラ | しんぶん → 4 |
| 半角カナ・濁点が分かれた表記 | 正規化して全角と同じ扱い | ガッキ → 3 |
| くり返し記号(ゝゞヽヾ) | 1モーラ | — |
| 中黒(・)や単独の濁点 | 数えない | ア・イ → 2 |
| 漢字・英数字・記号・空白 | 数えない | 東京 → 0(案内が表示される) |
なお、小書きの「ゎ」(くゎ など歴史的仮名遣いで使う表記)は結合の対象に含めていないため2モーラとして数えます。この形を使う場合だけ手で調整してください。
モーラ・音節・文字数は別の数え方
日本語の詩歌が数えるのはモーラ(拍)で、英語の詩が数える音節(シラブル)とは単位が違います。「東京」は音節では Tō-kyō の2つですが、モーラでは「と・う・きょ・う」の4つです。長音・促音・撥音がそれぞれ独立した1拍として数えられるのが、日本語の数え方の特徴です。
| 語 | 文字数(かな) | モーラ | 音節の感覚 |
|---|---|---|---|
| とうきょう(東京) | 5 | 4 | 2 |
| さっぽろ(札幌) | 4 | 4 | 3 |
| シャッター | 5 | 4 | 2 |
| ファイル | 4 | 3 | 3 |
原稿の文字数や行数を数えたい場合は文字数カウントのほうが目的に合います。このツールが返すのは、あくまで声に出したときの拍の数です。
定型の音数と、自動判定の範囲
自動で「一致」と表示するのは俳句5-7-5と短歌5-7-5-7-7の2種類だけです。それ以外の形は「構成: 7-7-7-5」のように各行の音数を並べて表示するので、狙いの型と見比べてください。
| 形式 | 音数 | 合計 | 自動判定 |
|---|---|---|---|
| 俳句・川柳 | 5-7-5 | 17 | 一致を表示 |
| 短歌 | 5-7-5-7-7 | 31 | 一致を表示 |
| 都々逸 | 7-7-7-5 | 26 | 構成の数字で確認 |
| 七五調・五七調のコピー | 7-5 / 5-7 | 12 | 構成の数字で確認 |
定型より多い場合を字余り、少ない場合を字足らずと呼びます。表現として意図的に外すことも多いので、「一致」と出ないことがそのまま誤りを意味するわけではありません。判定に使うのは音数だけで、季語・切れ・句またがりといった作品としての評価は行いません。
機械カウントの範囲
本ツールは入力されたかな記号を規則で数え、漢字の読み、方言、実際の発音、省略音を推測しません。漢字交じりの句は、作者が意図する読みへ直してから確認します。外来語の小書き文字や特殊表記も、期待する発音と一致するか音読して見直してください。
俳句・短歌の定型一致は音数だけの判定で、季語、切れ、句またがりなど作品上の評価は行いません。かな表記を整えるにはかな・ローマ字変換も利用できます。
数え直しのコツ
まず漢字を意図した読みへ直し、1行を声に出して区切ります。「ん」「っ」「ー」は各1音、「ゃ・ゅ・ょ」は直前のかなと組み合わせます。たとえば「きょう」は「きょ・う」で2音、「きって」は「き・っ・て」で3音です。句読点や空白は音として数えません。作者が「字余り」「字足らず」を意図する場合は、不一致表示が誤りという意味ではありません。