「今年の海の日っていつだっけ?」——祝日をカレンダーの丸暗記で覚えようとすると、毎年ずれて困ります。じつは日本の国民の祝日は、「国民の祝日に関する法律」(通称・祝日法)のルールで決まっています。日付が固定された祝日のほかに、曜日で動く祝日や、休日を穴埋めするルールがあり、仕組みを知ると「今年の連休がいつになるか」を自分で組み立てられます。日本の祝日一覧も、このルールで各年を計算しています。

① 曜日で動く「ハッピーマンデー」

2000年以降、一部の祝日は「◯月の第◯月曜日」に移され、日付が毎年変わるようになりました(ハッピーマンデー制度)。土日と連続させて3連休をつくる狙いです。対象は次の4つです。

祝日決まり方
成人の日1月 第2月曜
海の日7月 第3月曜
敬老の日9月 第3月曜
スポーツの日10月 第2月曜

だから「海の日は7月20日」と日付で覚えても外れます。第◯月曜という規則で、毎年計算し直す必要があるわけです。

② 日曜と重なると生まれる「振替休日」

祝日が日曜日に当たったとき、その後の最初の「祝日でない日」が休日になります。これが振替休日です。多くの場合は翌月曜が振替休日になりますが、翌日も祝日のときは、さらにその次の平日までずれ込みます。単純に「日曜と重なったら翌月曜が休み」ではない点に注意してください。

③ 祝日に挟まれた平日が休む「国民の休日」

前日と翌日がともに祝日である平日は、休日になります。これが国民の休日です。今後もっぱらこのルールが効くのは9月で、敬老の日(9月第3月曜)と秋分の日が「1日おき」(間に平日が1日だけ)に並ぶ年に発生します。

たとえば2026年は、敬老の日9月21日(月)→国民の休日9月22日(火)→秋分の日9月23日(水)と続き、前の土曜9月19日・日曜9月20日を含めて9月19日〜23日の5連休になります(いわゆるシルバーウィーク)。当サイトの計算では、2003〜2099年のうち9月に国民の休日が発生するのは次の14回です。

9月に国民の休日が発生する年(当サイト計算)
2009 / 2015 / 2026 / 2032 / 2037
2043 / 2049 / 2054 / 2060 / 2071
2077 / 2088 / 2094 / 2099

春分の日・秋分の日は「前年に」正式決定される

春分の日と秋分の日は、日付が固定されていません。太陽の黄経が0°になる瞬間(春分)/180°になる瞬間(秋分)を含む日という天文現象で決まるためです。理論上はかなり先まで計算できますが、法律上の正式な日付は、前年2月に官報(暦要項)で発表されて初めて確定します。祝日カレンダーが「予定」と「確定」を区別しなければならないのはこのためです。当サイトは秋分を黄経180°として計算しています。

よくある質問

来年の祝日は、いまの時点でもう確定していますか?
ハッピーマンデーや日付固定の祝日は祝日法で決まっているので計算できます。ただし春分の日・秋分の日だけは天文計算による「予定」で、正式には前年2月の官報で確定します。日本の祝日一覧はこの予定日を表示しています。
祝日を除いた「◯営業日後」を知りたいときは?
振替休日や国民の休日まで含めて営業日を数えるのは、手作業だと大変です。営業日計算・祝日一覧を使うと、これらの休日をすべて除いた営業日を自動で計算できます。

国民の休日の発生年と秋分の日は、当サイトの計算(太陽黄経180°+祝日法のルール)で算出しました(2026-07-16時点)。将来の年は現行法に基づく予定日で、法改正があれば変わります。